TV・新聞が報じない「3つの敵」とリーマンショック級の悪夢再来

【独占公開】安倍総理の告白〜

三橋貴明
経済評論家

この記事は三橋貴明氏の見解を元に、経営科学出版が作成しています。

「安倍総理の政治的意図」12月12日に開かれた会食の本当の意味

2017年12月12日―三橋貴明は、安倍総理との会食に出席した。
なぜ、議員でも官僚でもない”一般人”の三橋貴明が会食に招かれたのか?
そこには、安倍総理の「政治的意図」が潜んでいた。

「私には3つの敵がいる」
安倍総理が発したこの言葉は、非常に印象的だったと三橋貴明は語る。
わざわざ首相官邸側から「オープンでやりたい」と行われた会食で、一国の首相が「自分には敵がいる」と語るには、それ相応の意図があるはずだった。

かつてアベノミクスを掲げ、日本経済の復活を目指した安倍総理。
本来であれば、アベノミクスの成功によって、日本経済は再び前に進むはずだった。
しかし、14年の消費増税によって、そのチャンスは消し飛んだ。
それだけで済めばよかったが、その後も、日本経済は低空飛行を続けた。

有効な手を打とうにも、思うように進まない。
これほど苦戦を強いられているのは、「3つの敵」がいるからであり、この存在を”一般人”である三橋貴明を通じて世に広めたい。
三橋貴明は、そのような「政治的意図」を感じ取った。

「安倍政権と”3つの敵”」日本の成長を妨害する犯人は誰だ?

安倍総理いわく、彼には3つの敵がいる。
敵その1
この勢力は、何をやっても「常に安倍総理の敵」であるとのこと。森友問題や加計学園問題などのリークをしてあるゆる形で安倍総理を引きずり降ろそうとしている。
敵その2
この勢力のせいで、日本は欧米から食い物にされ、日本の格差はどんどん広がっている。
敵その3
この勢力は、あらゆる政治家や官僚に根回しをしていて非常に厄介である。そして、この敵こそが、日本経済を停滞させてきた張本人であり、その衰退路線を、なんとしてでも「自分の代で終わらせたい」と安倍総理は語っている。
これら3つの敵は手強く、総理もここまで苦戦を強いられるとは思っていなかったようである。
しかし、最大にして最強の3つ目の敵をどうにかしなければ、近い未来、日本は奈落の底に落ちることになるだろう。
いったいなぜか?

「日本経済2020年危機」リーマンショックの悪夢が再び訪れる?

それは、2020年に日本経済が危機に陥る可能性が極めて高いからだ。
東京オリンピックの一時的な需要拡大が終わったタイミングで消費増税が重なると、経済が一気に冷え込む。
すると、私たち日本国民の給料はさらに下がり、ますます貧困化が進む。
ただでさえ、”失われた20年”という長期停滞で貧しくなった国民は、さらに苦しめられることになる。
そして、かつて世界第二位の経済大国日本の凋落は、なにも私たちだけに影響を及ぼすものではない。
日本の経済危機は世界に伝播し、日本発の世界的な金融危機を迎えるかもしれないのだ…

2020年の日本、そして世界を待ち受ける危機とは?